暑くなったせいか、今年もすでに多くの水辺の事故が起き始めています。
最近も潮流に巻き込まれて事故になったケースがニュースで紹介されていました。
今回はそんな危険な潮流についてを紹介していきます。
まず潮流とは、文字の通り海で発生する潮の流れのことを言います。
この流れにもいくつか種類があり、例えば風や障害物など、様々な要因によって流れる向きや強さが変わってくるのです。
今回はこの中でも離岸流という流れについて説明していこうと思います。
離岸流とは、水面で最も気を付けなければならない潮流の1つで、リップカレントとも呼ばれています。
毎年海水浴客から多くの被害を出しているこの潮流とは、一体どういうものなのでしょうか?
特徴:潮の流れが岸から沖に向かってかなり強く発生。また、その発生の過程から流れの幅が限定されます。
具体的な流れの速さは風や波の強さに比例しますが、秒速1、2mにもなると言われています。
幅は大体10~30m程で、この枠から脱出すると離岸流から逃れることができます。
図解すると上記のような流れになります。
この流れの性質を知っていれば、もしその流れに巻き込まれてしまっても、流れの枠の外に、つまり「横に」向かって泳げば良いということが分かります。また、一番してはいけないことは「流れに逆らうこと」であるということも忘れずに覚えていてください。
監視員がいる場所での海水浴が一番安全なので、よく知らない場所では不用意に泳がないように気を付けましょう。